はじめに:この記事を見つけた奥様へ
毎日、見えないタスクの果てしない子育て、本当にお疲れ様です。
この記事を読んでいる今も、お子さんを寝かしつけながら、あるいは家事が一区切りついて、リビングでようやく一息ついている最中かもしれませんね。
そんな貴重な時間に訪問してくださり、ありがとうございます。
さて、少し質問を投げかけさせてください。
仕事では優秀(なはず)の夫が、なぜ家では「指示待ち新入社員」になってしまうのか。
「手伝おうか?」「何かやることある?」という的外れな質問に、説明する気力すら奪われる夜はありませんか?
この記事は、旦那様の頭の中にある「ビジネス思考」をハックして、家庭用にアップデートするための取扱説明書です。
直接言うと角が立つので、「仕事のマネジメントにも役立つ面白い記事があったよ」と、そっとこの記事のURLを旦那様のLINEに転送してあげてください。
そして、この記事を開いてしまった・共有された世のパパたちへ
安心してください。私は完全にあなたの味方です。
なぜなら、私も至らないことだらけの新米ポンコツパパだからです。
これから、我々がいかにして家庭内で「やらかしているか」を論理的に解明していきます。
一緒に自分の現在地を把握し、ここから一緒に這い上がっていきましょう!
育児界隈で起きている「奇妙なねじれ現象」
私は育休取得に向けた情報収集として、ネット上の「育児 パパ」「夫婦関係」といった記事を読み漁りました。そこで、ある奇妙な現象に気がついたのです。
パパ側の目線で書かれた記事は、感動的なまでに素晴らしいものばかりでした。
- 「育休を取って、自分の無力さに絶望した」
- 「妻がこんな過酷なミッションをこなしていたとは。感謝しかない」
これを見て「自分も素晴らしいパパを見習おう!」と胸が熱くなりました。
しかし、次に「ママ側の目線」で書かれた記事を読んだとき、私の心は凍りつきました。
そこは地獄絵図だったからです。
- 「ゴミを捨てただけで『育児やってる俺』の顔をする夫を殴りたい」
- 「『手伝おうか?』と言われるとイラっとする」
パパたちの記事は内省的で前向きなのに、ママたちの記事には「育児の全体像を理解していない夫への怒り」が溢れている。
この温度差はなぜ生まれるのでしょうか?
育児における「ダニング・クルーガー効果」とは?
考え抜いた末、私は職場でよく見かける「あるビジネス理論」に思い至りました。それが『ダニング・クルーガー効果』です。
これは「能力の低い人ほど、自分の能力を過大評価してしまう」という心理学の認知バイアスです。新入社員が少しAIを使えただけで「俺、AIマスターしたわ」とドヤ顔をしてしまうアレですね。
実は、パパの育児参加度合いもこの4つのフェーズで説明できます。

- 第1フェーズ:馬鹿の山
- 知識も経験もないのに自信満々な状態。「休日に1回オムツを替えた」「ゴミを集積所に持っていった」だけで育児に貢献していると信じている層です。ママたちを怒らせているのは、この山の頂上にいるパパたちです。
- 第2フェーズ:絶望の谷
- 本格的な育児に直面し、自分が何も分かっていなかったことに気づき、自信が底に落ちる状態。素晴らしい反省記事を書いているパパは皆、この谷の底から空を見上げています。
- 第3フェーズ:啓蒙の坂
- 己の無力さを知り、ママからの評価のギャップを理解して這い上がる時期。「手伝おうか?」を封印し、妻の脳内リソースを先回りして解放します。
- 第4フェーズ:継続の大地
- 自分の能力と役割を正確に評価でき、阿吽の呼吸で家事育児の全体工程を回せるようになる、平和な安定期です。
つまり、ママたちが怒っている相手と、前向きな記事を書くパパは「フェーズが違うだけ」なのです。
なぜパパたちは「家でポンコツ」になるのか?
仕事では新人教育を任されるようなパパが、なぜ家庭ではポンコツ化するのか。
それは、「見えないタスクの全体像(サプライチェーン)」を認識できていないからです。
例えば「ゴミ捨て」。ママの頭の中では以下の全体工程が稼働しています。
- 家中のゴミを集める
- 適切に分別する
- 新しい袋をセットする
- 在庫のゴミ袋を補充する
我々がやっているのは、その中の「ラストワンマイルの配送(集積所へ持っていく)」だけです。
プロジェクトの要件定義から実装、テストまで全てママがやっているのに、納品ボタンだけ押して「俺のプロジェクト大成功!」とアピールする新入社員。
・・・そりゃあ呆れられますよね。
家庭内CEOに対する「ボスマネジメント」術
もしあなたが「手伝おうか?」と言ってママをイラッとさせた経験があるなら、おめでとうございます。
あなたは今、「馬鹿の山」にいることに気づき、「絶望の谷」へと降りる準備ができました!
家庭という組織の最終ゴールは、夫婦が対等な「共同経営者(Co-CEO)」になることです。
しかし現時点の我々は、ひいき目に見ても「入社したてのポンコツ新入社員」。
一旦、妻こそが絶対的な権限を持つ「CEO」であり、我々は「現場配属された新入社員」だと定義し直しましょう。
あなたが職場で新入社員に「上司の意図を汲んで、先回りして動いてほしい」と願うように、妻もあなたにそう願っています。
そこで必要になるのが、絶対的権力者である上司をマネジメントし、自らの働きやすい環境を勝ち取るビジネスの極意。
そう、『ボスマネジメント』です。
こちらのnote記事で、あなたが職場で培ってきたこのマネジメントスキルを「家庭用」にチューニングし、ママとの強固なパートナーシップを勝ち取るための具体的なアクションプランを解説していますので、是非ご覧ください!
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